確定申告の季節は終わりましたが、個人事業者の方だけでなくお勤めの方も、Suicaなどの電子マネーを利用した交通費などの利用履歴や残高を確認したり、別途一覧表として出力したいケースはあると思います。

Suicaなどの交通用の電子マネーへのチャージの領収書は、『領収書』と書いてはいますが、基本的にお金をチャージした際には、その支払いに対して何もサービスを受けていませんので、その時点で経費として落とすことは出来ません。
チャージの領収書は、カードにお金を預け入れているだけだからです。

電子マネーでの利用分を経費にするためには、利用履歴を保存する必要があります。

Suicaエリア内の駅の「自動券売機」「多機能券売機」を利用して履歴を印刷する方法


古典的で一番ポピュラーな方法ですが、駅の券売機にSuicaを挿入すると「履歴印字」ボタンが表示されるので、そのボタンを押すだけで印字されます。
チャージをする度に印刷すると良いかと思います。

【欠点】

  •  駅の券売機に行かないといけない
  • 直近のご利用分最大100件までの印刷(それ以前の印刷は不可)
  • 利用から26週間(約5ヶ月)を超えた履歴は印字できない
  • 紙での印刷となる

Suicaインターネットサービスを利用する方法


Windowsパソコンから、主にソニー製の非接触のICカードリーダーを用意して利用するサービスです。

利用料などは必要ありません。無料で利用可能です。

利用履歴画面をエクセルなどにコピーペーストすることにより、CSVデータとして利用履歴を保存したり、印刷することも可能です。

JR東日本Suicaインターネットサービスはこちら

  • Felicaポート/パソリなどの非接触のICカードリーダー(ソニー製RC-S380、RC-S370、RC-S360、RC-S330)が必要
  • 利用前にサイトで利用登録が必要(メールアドレスも必要)
  • 最新のNFCポートソフトウェア(FeliCaポートソフトウェア)をダウンロードとインストールがSONYの公式サイトより必要
  • MACパソコンでの利用できない(現在Windows 10 pro 64bitのみ対応)
  • ブラウザは、Internet Explorer 11.0 32bitのみ利用可能(今どきIEの32bitだけしか利用できない)
【利用可能なSuica】

  • Suica付きビューカード
  • 記名付きSuica
  • Suica定期券
  • ゆうちょICキャッシュカードSuica

モバイルSuicaを利用する方法

Suicaと携帯電話端末(iPhoneやAndroid)を一体化する『モバイルSuica』を利用し、携帯電話端末にSuicaアプリを入れることにより、パソコンやICリーダーを用意する必要なく、アプリにて履歴や残高を表示することが出来ます。(残念ながらアプリからデータ印刷はできません)

こちらも利用料などは必要ありません。無料で利用可能です。

履歴印字のためには、 そのアプリ画面をスクリーンショットすることにより、物理的に履歴画面を保存し印刷することは出来ます。

だたし、アプリの画面上では6~10件の履歴しか表示されず、履歴画面をCSVなどのデータに直接落とし込むことは出来ないため、あまりオススメではありません。

クラウド会計ソフトの交通費精算アプリを使用する方法

クラウド会計ソフトのfreee 株式会社やMFクラウドをお使いの方は、交通費精算アプリを使用するとスマートフォンやタブレットに、Suicaをかざすだけで、乗降履歴の明細を自動で取得し、アプリ上からそのまま交通費精算の申請が可能です。(履歴の取り込みは最新20件まで)

無料プランやお試しプランもありますが、その場合にはCSVデータなどでのデータ取り込みは出来ません。

そのほかの「携帯端末やタブレットのアプリ」を利用する方法

お使いの携帯端末に対応したアプリには、Suicaなどの交通電子マネーを取り込んで経費精算するアプリが、有料のものも含めると数多くあります。
これらのアプリを経由して、データをパソコンに送信することにより印刷することが出来ます。

パソコン用のソフトウェア&非接触ICカードリーダーを利用する方法

MACのパソコンをお使いの方やソニー製以外の非接触ICカードリーダーをお使いの方などは、Suicaインターネットサービスを利用できません。
従って、お使いのパソコンやICカードリーダーに対応した有料ソフトorフリーソフトを利用して、履歴を取り込み印刷する方法です。

例えば、Windowsのみの対応ソフトですが、ICカードリーダー(NTTコミュニケーション製)の公式仕様にリンクがある『非接触ICカード交通費清算書作成システム「たどる君」 』などがあります。(少し古いですが、Windows10対応済)

私もクラウド会計ソフトの利用前は、これを長年使っていました。
読み込んだ交通費情報データを編集できたり、訪問先を追加できたり、複数のカードを読み込んだり、もちろんCSVデータ保存もできたりと、軽いソフトでなかなか使い勝手が良くオススメです。

投稿者プロフィール

盛永崇也
盛永崇也
東京神田で税理士・行政書士として中小企業の方やフリーランスの方などに対して税金申告業務のほか税務相談・開業支援・会計ソフト指導・WEB関連支援などの仕事をしています。『役に立つ税金情報』を中心に『日々の仕事上で気になったこと』『これは便利だなと思ったこと』などを執筆しております。