代表税理士ブログ

【 最終更新日 】 2021.10.28

最近話題の個人情報流出(Facebookなど)について

『Facebook』がここ最近になって、全世界的に個人情報の不正取得問題で利用停止を呼びかける運動がSNSなどで拡大していたり、日本の上場企業や官公庁などの公的機関では『いいね!』ボタンが外されたりしていますね。

事務所の公式ブログに投稿するには、あまりそぐわないような内容ですが、『Facebook』に対して個人的に、何か変な「気持ち悪さ」みたいなものを感じて6年ほど前に止めたのですが、それ以降も、とても気になっていた件なので、個人情報流出のニュースが色々ある今回、あえて投稿させて頂きます。

最近話題の『Facebook』問題とは

2018年3月に『Facebook(以下FB)』の個人情報が、2016年の米大統領選でドナルド・トランプ陣営に関わった英データ分析会社によって不正に取得され利用されたことを発端に、個人情報流出に関連して、様々な問題を世界的に大きく報じられています。

実は、その少し前の2018年2月25日に読売新聞が、FB利用者が『いいね!』ボタンを設置しているしているサイトを閲覧するだけで、『いいね!』ボタンを押さなくても、自動的に利用端末の情報がFBに送られて、FBが保有する利用者登録情報を紐づけされ、個人情報保護法の求める適正取得の義務に違反している可能性があると報じていました。

さらに少し前には、FBが『知り合いかも』機能にユーザーの位置情報を使用しているとも報じられ、FB広報担当は「位置情報だけでは友達なのか判断できないため、あくまで一つの情報源として使用しているに過ぎない」と認めるコメントをしていたこともありました。

実際使っていて気持ち悪かったFB機能

自分自身が利用していた6年以上前のことですが、当初は自分自身の個人情報も最小限の登録で、電話帳などの個人情報が全く入っていないPCでFBを使っていましたが、ある時、個人情報がたっぷり入っているスマホでFBやりとりを始めた途端に、明らかに電話帳やメールアドレスを参照して『知り合いかも』欄に友人知人が、毎日のように沢山登場したことにビックリしました。

そのうち、さらに自分自身がすでに連絡先を保存していない大学時代の友人やバイト先の知り合いだった人の名前が出てきたのを『知り合いかも』欄に見たときに、個人情報のダダ漏れ感が、とても怖くなり利用を止めました。

使っている方や使っていた方で同じような経験をした人は、とても多いと思います。

なにせ利用者は無料で使っている訳なので、利用規約に抵触していない限り文句も言えないのは重々承知していますが、FB社から見ればユーザーは、単なる所詮広告表示の対象という商売のネタだということを思い知らされたのでした。

リスティング広告をしてみてビックリした個人情報

個人情報つながりの話ですが、以前試験的にGoogleのリスティング広告をしてみてビックリしたこともありました。

下記の画像を見て頂ければ、一見しておわかり頂けるかと思います。 ちょっと反響がありすぎて、googleの規約上問題がないとの確証が得られなかったので、削除しました。

ウェブサイトにアクセスした際の現在地や利用端末の種類はもちろんのこと、情報の精度はアバウトなところもあるかとは思いますが、個人情報というビッグデータの収集のスゴさを改めて実感させたれました。

ウェブサイトのアクセス情報の一部

自主規制で削除しました。(2018/3/27)

今、個人情報問題といえば日本年金機構の個人情報入力の中国業者への再委託問題

日本年金機構は、去年8月に500万人分のマイナンバーや配偶者の年間所得額などの個人データの入力業務を東京豊島区にある「情報処理会社」に委託して、この会社が契約に違反し、データの一部を「中国の業者」に渡して入力業務を任せていたという大問題。

今更、何の言葉さえ出ないような大問題ですが、数年前にマイナンバーの情報処理に関わっていたことがあるシステム会社の方とお話をしたことがあるのですが、このマイナンバー情報処理業務は、一人の個人情報を氏名や生年月日などの情報を、いくつかに分断してから、情報処理した後に、ある方法により機械的に結合する処理がされていると聞いたことがあります。

事実関係は不明ですが、この方法をとっているために、仮に情報自体は流出していても、マイナンバーが個人情報とリンクしていないので、日本年金機構の理事長が会見で「中国の業者にマイナンバーは出ていない」発言の根拠になっているような気がしています。

この問題は、3月27日以降に再度、対応状況と今後の対応方針についてご説明するとの事らしいので、注目ですね。

編集後記

『IT導入補助金』が2018年も実施され、中小13万社のIT導入に補助金500億円と予算枠を5倍にする関係で、この商機を逃すまいと特に最近、クラウド会計の営業さんや関連業界などが、とても元気に営業してきます。
3月の年度末を目前にして、まだまだ忙しいので営業電話に困惑しています。
しかも、営業電話なのに折り返し電話を下さいと伝言してくるツワモノも…
お願いします。集中して仕事させて下さい。

投稿者プロフィール

東京パトレ税務法務オフィス
東京パトレ税務法務オフィス
盛永崇也(東京の神田で開業している税理士/行政書士事務所の代表)

「税務相談/税務顧問や経理経営支援/法人申告・確定申告・給付金申請・相続手続の代行/法人設立や廃業支援や代行」など、法人個人を問わず、お金にまつわる様々なサポートをさせて頂いております。

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