代表税理士ブログ

【 最終更新日 】 2021.10.28

自分自身の確定申告と確定申告ソフトのお話

1月も半ばを過ぎ、我々の税理士業界は今年も確定申告の時期に入りました。
昨日から毎年確定申告のご依頼のあるお客様に対して『確定申告についてのご案内』というご依頼の際にご用意頂く書類案内の郵便発送をさせて頂いているのですが、本日無事に発送が終わりました。

いまどきメールではなく郵便で?という声が聞こえてきそうですが、ご用意頂く書類はそれぞれお客様ごとに全く異なるので自動化は難しく、そして1枚1枚昨年の書類を見ながら、かつ顔を思い出しながら作るのでかなりの時間がかかります。
この業務も、私がこの仕事を始めて20年以上続いてきた習慣で確定申告モードの切替スイッチ的な役割を持っています。

税理士の不養生からの脱却

昨年のこの時期は、弁護士先生と共に法人の倒産の事務手続きなどで、年末からずっと毎日終電の日々だったのを思い出しました。

そこで今年は改心して『医者の不養生』ならぬ『税理士の不養生』にならないように、自分自信の確定申告を昨年までのように申告期限ギリギリの3月半ばではなく、申告業務のチェックを兼ねて一番始めに申告しようと年末より準備をしてきました。

当初の目標の1月15日は色々あって過ぎてしまいましたが、何とか明日には、電子申告の送信ボタンを押すことが出来そうです。

確定申告ソフトについて

開業して以来、毎年一番始めの確定申告は一般の方が無料で使える国税庁e-taxソフトであえて確定申告するようにしています。

今年は、初めて自分自身の申告でやることができましたが、昨年までは実父か義父の申告をしていました。
(昨年までに2人ともこの世の人ではなくなってしまいましたので、今年から確定申告ができない人となってしまいました)

そしてこの国税庁ソフトですが、最近は随分良くなりましたが有償のものよりも当然使いやすい訳がありません。
しかし、毎年の国税庁ソフトの変化も確認できますし、有償のソフトが対応していない部分を確認する事も出来ます。
さらに、自分で申告している一般の方が、どのような手順で、どれくらい手間と時間をかけているかを体験しておくのは、とても有用だと思います。

私が知る限りの税理士業界では、使いやすいように民間会社が作っている「有料の税務申告ソフト」を使っています。
当然うちも同じなのですが、実は私が使っているソフトは、まだこの1月の終わりが見えてきたこの時期になっても今年申告版が届いていません。
ベンダーさんのウェブサイトを確認したところ、今年は1月25日発送とのこと。
週末を挟むので、おそらく届くのは1月29日を過ぎてからの模様です。

従って今日現在、当事務所の税務申告ソフトでは、確定申告書の電子申告だけでなく申告書の作成すらできない状況です。
(無料の国税庁e-taxソフトは、年始より申告書の作成も電子申告も可能です)

シンプルでPC負担が少なく、とても軽いソフトなので、あまり悪口を書きたくないのですが、あまりにも更新版の提供が遅いので、近いうちに相続システムを既に使っている別のベンダーさんに変更を決意した次第です。

編集後記

確定申告書を見ながら昨年一年間を振り返ると、相続に関する申告や名義変更などの手続きのご依頼が5件と、例年以上にとても多い一年でした。

近いうちにこの辺りを掘り下げて、執筆したいと考えています。
ところで、私が事務所で使用している全4台のPCのうち3台のwindows PCに「OS更新」がここ数日に頻発して、かつPCが不安定な状態になるトラブルも発生・・・
特にWindows10 Fall Creators Update以降は特に更新が多いような気がします。
裏ではMicroSoftの技術者の方が、日々いろいろな修正しているのでしょうね。
承諾なしに勝手に更新が始まって、さらにトラブル発生とはAppleのPCではあり得ないと思ってしまうここ数日。
これからの確定申告期間中にPCトラブルだけはありませんように(祈)

投稿者プロフィール

東京パトレ税務法務オフィス
東京パトレ税務法務オフィス
盛永崇也(東京の神田で開業している税理士/行政書士事務所の代表)

「税務相談/税務顧問や経理経営支援/法人申告・確定申告・給付金申請・相続手続の代行/法人設立や廃業支援や代行」など、法人個人を問わず、お金にまつわる様々なサポートをさせて頂いております。

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